海水魚の水槽を選ぶ際の注意点

水槽を購入するさいは、濾材や保温器具もお忘れなく

 

 

水槽内の海水の清潔度や新鮮度を保つためには、濾材も重要な役目を果たします。海水魚用としてはpH7.8~8.4維持と入手の容易性から、サンゴ砂がもっとも一般的です。
そのほか石英砂粒や溶岩細粒、貝殻粉砕片などもありますが、初心者ならサンゴ砂で十分でしょう。

 

 

低温に弱い海水魚には、とくに冬場の水温低下を防止する保温器具が必要です。サーモスタットはバイメタル式よりも、電子式が主流。温度センサーの精度向上とセンサー部の小型化で、以前と比べるととても扱いやすくなりました。

 

 

コスト的にはバイメタル式が安いのですが、使いやすさや性能を考慮すると電子式保温器が有利でしょう。ヒーター容量は水槽水量に見合ったものを選択することが肝心で、60㎝水槽:100~150ワット、90㎝水槽:200~250ワット、120㎝水槽:300ワットを目安にしてください。

 

 

電子式サーモスタットは突然故障することがあるので頼りきりにせず、水温計やふだんの魚観察でチェックすることもだいじです。冬場なら、指先で水温が異常に低くないか確かめてみてくださいね。水槽メンテのときもヒーターのセンサーが水面上へ出たりすることがないよう、注意しましょう。